アライグマ

食肉目アライグマ科 2010/08/31 井の頭自然文化園


今回は、昔は人気者!! 今は悪名高きアライグマです。北米原産で何でも食べる雑食性。

みなさんご存知の通り、1970年代の「あらいぐまラスカル」影響で、ペットとして連れて来られ、飼ってみたら気性が荒いという事で捨てられたり、繁殖した個体が農作物・生態系を壊すわで害獣扱いされる悲しい動物です。
※地域によってはラスカル以前に動物園や養殖場から逃亡した個体から繁殖した地域もあります。




威嚇時は犬の様に牙を見せますが、通常時は非常に可愛らしい顔をしています。
北米産という訳ではないが、よく見ると瞳が青いです。




飼育員の足音が聞こえた瞬間、2本足で立ち上がりました。ご飯の催促でしょうか。


エサを洗っているアライグマの図。
実際は水の中にあるエサを拾っているだけで洗っている訳ではありません。



木製の箱を回すと穴からエサが出る仕組みになっています。アライグマもそれを学習していて、一生懸命回しています。ちなみ中に入っていたエサはドッグフードに似ていました。












【おまけ】アライグマと似ている動物。三種とも井の頭自然文化園にいますので行く機会がありましたら見比べてみて下さい。


(上段左)タヌキ。英語ではラクーンドックと言い直訳すると「洗熊犬」になり何だかよく判らなくなります。

(上段右)アライグマ。

(下段)アナグマ。地域によってはタヌキと混同されたり、タヌキと合わせてムジナと呼ぶくらい似ている筈だが、あまり似ていない気がする・・・